アリラン 
ドゥビ 8/23(月) 21:24:26 No.20100823232744
大変な情報量のサイトで、感服しています。心より敬意を表させていただくとともに、いろいろと勉強させていただければと思っております。

ちょっと気になった点を書いておきます。「アリラン」のところです。
http://busan.nekonote.jp/korea/old/life/mov/ariran.html

羅雲奎は釜山の朝鮮キネマ株式会社に入社して俳優になっていますが、映画『アリラン』は京城の朝鮮キネマプロダクションによって作られています。両社にたまたま羅雲奎がそれぞれ関わっているのは確かですが、それぞれ全く別の会社です。

アリランについては、お示しのアリラン(本調アリラン)の歌詞は確かに羅雲奎による部分が大きい(可能性が高い)ものと思われますが、このアリランの曲そのものは、羅雲奎以前からあったものです(旧調アリラン)。羅雲奎自身は江原道アリランぐらいしか京城では聞けず、自分が会寧時代に聞いていたメロディに歌詞を付けたと言っていますが、正確なところは分からないところがありそうです。

ともあれ、「アリランの歌は釜山が故郷なのです!」というのはちょっと行きすぎだと思いました。

あと、楽隊によって演奏を奏でると以下にあります。
http://busan.nekonote.jp/korea/book/eiga/ariran.html

想像するにバイオリンの演奏が基本でしょうから、そんなに大きな楽隊があったとは思えません。せいぜいバイオリンに若干の楽器が入るか入らないかといったところではないでしょうか。(これは想像ですが)

1.  けい     8/23(月) 23:27:44 No.20100823232744-1
ドゥビさま こんにちは 初めまして
近代史は近い割りには分からない所も多く興味深いものだと
思っています。
ご意見ありがとうございます。いろいろな考え方を突き合わせる
ことで、より真実に近くなるかもしれません。

アリランの歌は地方ごとにあり、独特の節回しと歌詞があります。
珍島アリラン、江原道アリラン、密陽アリラン・・・・

いろいろあるアリランを参考に作られた「アリラン」は釜山で
作られて全国で上映されて広がったものです。
すべてのアリランではなく、映画で広まったアリランは釜山が
故郷と書いても間違いではないと思っていますw

楽隊というのはサーカスや無声映画で5.6人の演奏家が効果音や
音楽を奏でることです。オーケストラとは用語が異なります。
ジンタと言う場合もあり、チンドン屋を少し大きくしたレベルが
普通だと思います。
映画の終わりの部分で弁士が呼びかけし、観客全員が合唱して
終わるという効果が当たって観客はアリランを口ずさみながら
帰ったようです。


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